在宅医療の安心ツール

とろみ剤の量 計算・早見表

医療専門職から指示されたとろみの段階(学会分類2021の段階1・2・3)と飲み物の量から、 とろみ剤の量の目安を計算します。一部の製品の公表目安量を出典つきで収載しています (順次追加予定)。登録は不要で、入力内容が送信されることはありません。

1. 指示された段階を選ぶ

とろみの段階(濃さ)は、医師・歯科医師・言語聴覚士・管理栄養士などの医療専門職から指示された段階を選んでください。このツールが段階を決めることはありません。 まだ指示を受けていない場合は、かかりつけの医療機関や訪問診療・訪問歯科にご相談ください。

2. 飲み物の量を入れる

mL

コップ1杯はおよそ150〜200mLです。

3. とろみ剤を選ぶ(任意)

製品の掲載は五十音順です。掲載していない製品も多くあります。お使いの製品が一覧にない場合は、 「製品を選ばない」のまま一般的な目安をご覧いただき、必ず製品パッケージの表示に従ってください。

添加量の目安

まず、指示された段階を選んでください。

学会分類2021(とろみ)早見表

学会分類2021(とろみ)の3段階の性状のちがい
段階飲んだとき見たとき
段階1薄いとろみ口に入れると広がり、大きな力をかけなくても飲み込める。ストローでも楽に吸える程度。スプーンを傾けると、すっと流れ落ちる。カップを傾けて流したあとに、うっすらと跡が残る程度。
段階2中間のとろみはっきりとろみを感じるが、「飲む」という表現があてはまる。舌の上でまとめやすい。ストローで吸うには抵抗がある程度。スプーンを傾けると、とろとろと流れる。カップを傾けて流したあとに、全体に薄く付着する程度。
段階3濃いとろみまとまりがよく、送り込むのに力がいる。スプーンで「食べる」という表現があてはまる。ストローで吸うことは難しい程度。スプーンを傾けても形がある程度保たれ、流れにくい。カップを傾けても流れ出ない(ゆっくりと塊になって落ちる)程度。

とろみは、濃ければ濃いほど安全というわけではありません。濃すぎるとろみは、窒息や、口やのどへの残留、水分のとりにくさ、薬の飲みにくさに つながることがあります。段階は自己流で変えず、指示された段階を守ってください。

出典: 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2021(とろみ)。性状の説明は、同分類の記載を分かりやすく言い換えたものです。

収載している製品と出典

製品別の目安量は、(1) 各社が公表している「学会分類2021(とろみ)対応の使用目安量」、または (2) 第三者(栄養指導Navi・県立広島大学 栢下淳教授監修)による実測値の一覧を、 出典と確認日つきでそのまま使っています。どちらのデータかは各製品に明記しています。 掲載は五十音順で、製品の優劣を示すものではありません。

ここに掲載のない製品を排除する意図はありません。出典を確認でき次第、順次追加します。 製品ごとの最新の表示が常に優先です。

※第三者実測値(各社公表値と異なる場合があります)」と記載した製品と、製品を選ばない場合の一般的な目安は、 第三者による実測値の一覧に基づきます。それ以外の製品は各社の公表値です。 データの由来が異なるため、製品を選んだ場合と選ばない場合で数値が変わることがあります。

在宅医療について知っておきたい方へ

通院が難しくなったときの選択肢として、訪問診療という方法があります。結果を保存して変化を追ったり、ご家族と共有したりすることもできます。

このツールについて

飲み物にとろみをつけると、のどを流れる速さがゆっくりになり、飲み込みのタイミングを 合わせやすくなるとされています。とろみの濃さは、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の 「嚥下調整食分類2021(とろみ)」で3つの段階に整理されており、どの段階にするかは 飲み込みの状態をみた医療専門職が決めます。

このツールは、指示された段階のとろみを毎回同じように作れるように、とろみ剤の量の目安を 計算するものです。どの段階にすべきかを判断するものではありません。むせや飲み込みにくさが 気になる場合は、かかりつけの医療機関や訪問診療・訪問歯科にご相談ください。

よくある失敗と対処

  • ダマになる: 粉を一度に入れず、かき混ぜながら少しずつ振り入れます。
  • 時間がたつと濃くなる: 数分待ってから濃さを確認し、飲む直前に作ります。
  • 作り置きで変化する: 時間とともにとろみの強さが変わることがあるため、 飲む分ずつこまめに作るのが基本です。

よくあるご質問

とろみの段階はどうやって決まりますか?
とろみの段階(薄い・中間・濃い)は、飲み込みの状態をみて、医師・歯科医師・言語聴覚士・管理栄養士などの医療専門職が決めます。このツールが段階を決めることはありません。指示された段階に合わせて、とろみ剤の量の目安を計算するだけのツールです。まだ指示を受けていない場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。
とろみが安定しない・ダマになります
粉を一度に入れると、ダマになりやすくなります。飲み物をかき混ぜながら少しずつ振り入れ、30秒〜1分しっかり混ぜて、2〜5分待ってから確認してください。とろみは混ぜた直後より数分後に強くなることが多いため、すぐに追加しないことも大切です。牛乳や果汁など、とろみがつきにくい飲み物は、一度混ぜて数分置いてからもう一度混ぜる「2度混ぜ」が有効とされています。
製品によって必要な量が違うのはなぜですか?
とろみ剤は製品ごとに原材料や配合が異なるため、同じ段階のとろみでも、100mLあたりに必要な量が製品によって大きく違います。このツールでは各社が公表している目安量を出典つきで収載していますが、必ずお使いの製品パッケージの表示をご確認ください。
食事のとろみ(食形態)との違いは何ですか?
このツールで扱うのは、水分(飲み物)につけるとろみです。食事のやわらかさや形態(嚥下調整食)は、学会分類2021の別の区分(コード0〜4)で整理されており、必要な形態は人によって異なります。食事の形態については、医療専門職にご相談ください。
とろみはいつまで続けるのですか?
飲み込みの状態は、体調やリハビリテーションの経過によって変わります。自己判断でとろみをやめたり薄くしたりせず、段階を指示した医療専門職に相談しながら見直していくものです。見直しの時期についても、定期的にご相談ください。
むせが増えてきたらどうすればよいですか?
自己判断でとろみを濃くすることは避けてください。とろみは濃ければ濃いほど安全というわけではなく、濃すぎると窒息や水分のとりにくさにつながることがあります。むせの変化に気づいたら、かかりつけ医や訪問診療・訪問歯科などの医療専門職にご相談ください。
入力した内容はどこかに送信されますか?
送信されません。計算はすべてご利用の端末の中だけで行われます。保存した配合も端末のブラウザ内にだけ保存されます。

あわせて使えるツール